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2011.02.17

パペット・オン・ザ・パニック

昨年初の東京進出を果たした劇団・隕石少年トースターの公演。
前回は宇宙エレベーターという題材に惹かれて観にいったのですが、それがなかなか面白かったので今回も足を運びました。
個人的な経験則として、2度続けて面白かった劇団は肌が合うと判断しているのですが、ここはアタリでしたね。

子供文化フェスティバルでメインを張るはずだった人形劇団のメンバーが本番目前に食中毒(?)でダウン、同じホールの稽古場を使っていた劇団のメンバーらが急遽ピンチヒッターとして駆り出される事になり……という筋立てです。

前作もそうでしたが、ここは「混乱」の作り方が巧いんですね。
トラブルAを解決(というより先送り)するために打った手が、トラブルBをややこしくする原因になってしまい、それを取り繕った事でトラブルCが発生し、そのせいでトラブルAがのっぴきならない事態に、というような連鎖のもつれが楽しいのです。
今回はそんな中で、ひとりだけ「自分の身の上に起きた切羽詰まった問題」を己の内に秘めたまま、というあたりも気が利いています。

ただしトラブルが拡大していく過程が面白い反面、それが収束せずに個別の問題として着地してしまうのがちょっともったいなかったですね。あと、オチの脱力加減も。

それでも役者陣の好演や装置の使い方含め、巧みな見せ方でたっぷり楽しめました。オススメですね。

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