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2008.04.23

リバイバルメモリー

エンターブレインで『キャラふる♪』のゲラチェック、新担当さんとの顔合わせ、今後の予定の打ち合わせなどの後、また芝居を観てきました。

カプセル兵団の『リバイバルメモリー』、かなりの当たりでした。
表現をするという行為にはある種の「呪い」が付きまとっています。
何か独自性を出す事に成功すると、それ自体がひとつの「縛り」になり、どれほど斬新で特異なものであっても繰り返すうちに「いつもの特異性」が期待されるようになってしまうのです。
正直に言うと、ここしばらくのカプセルの芝居からはその「呪い」を感じざるを得ませんでした。
ユニークな表現がひとつの「枷」になり、パターンを狭めているのではないか、と。

しかし、今回は違います。
カプセルには珍しく、普通に持ち道具や椅子を使い、衣裳も(ほとんどは)普通のスーツ。
記憶と自我、存在、アイデンティティなどをテーマにした不条理劇ではありますが、いたずらに観念や言葉を弄ぶ事には陥らず、ちゃんとドライブ感のある物語の中に落とし込んでいます。
だからといって今までのカプセル兵団の持ち味を捨ててしまったのではなく、ガンダムネタや80年代ジャンプ漫画ネタ、あるいはスピード感溢れる転換などを「アピールしなければならない個性」ではなく「ひとつの手法」として使いこなした事によってメリハリの利いた舞台になっていました。
ホラーっぽいオチもよかったですね。

後はこれで、もうちょっと精度が高ければなぁ……。
セリフの噛みがやや気になるんですよね。

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