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2008.02.10

きだ版ライダー絵巻 激突!電王VS信長(5)

行方不明になったモモ&良太郎を探しにきたデンライナーが時空の裂け目をさまよっていた電王を見つけ、助け出したのです!
ああ、伏線が生きてる!
良太郎がウラタロスたちとコンタクト取れないという事は、当然向こうでも良太郎たちを気にするわけですから。
デンライナーの出現(スクリーン映像)に第六天魔王ギガンデスがひるんだ隙に、光秀が切りかかる。
痛みで緩んだ触手から脱出するダブルライダー!
「へへっ! その赤い目が貴様の弱点って訳だ! デンライナーが来てくれた以上、もう時空の扉にも用はねぇ。遠慮なくぶっ飛ばせるぜ!」
飛び降りる電王に笑いかける光秀。
「ここからが本当のくらいまっくすじゃ!」
「それ、オレの台詞ーっ!」

些細な事ですが、これ重要な展開です。
2号を弱気にしてまでショーの主役である電王を立てている訳ですけれど、それでもなお「この時代の当事者」「生身の人間」である光秀の行動が逆転のキーをもたらす事で「電王ひとりが全て」「電王以外はおまけ」という形を回避してるのです。
このあたりに、私としてはしっかりきだ芝居のエッセンスを感じました。

再び人間サイズになった第六天魔王に、まずいきなりの「ライダーダブルキック!」
最初のアックスフォームと同じで、宙吊りになるためのワイヤーを利用してのターザンスイングによる交差攻撃。ギミックを無駄なくスムーズに使ってます。
光秀の太刀が、ダブルライダーのコンビネーション攻撃が、そしてソードフォームの剣が第六天魔王を追い詰めていきます。
(私の聴き間違いじゃなければ、2号がアシストして1号が高くジャンプしての飛び蹴りで2号が「本郷!」と呼びかけていたのですよ。ああ、やっぱりわかってるよ、きだつよしっ!)

そしてとどめは「オレの必殺技。映画村スペシャルパート2」!
刃の切っ先だけが飛んでいくイメージを照明で表現した豪快な技で、第六天魔王は倒されました。
『でも、これで良かったのかな……』
モモタロスは知らなくても、良太郎は知っているのです。信長を討った事で光秀は主君殺しの汚名を着て、程なく死ぬという事を。
しかし、その史実を告げられても光秀は胸を張ります。
「歴史に悪名を刻み、命を落としたとしても、変えねばならない事がある。己が時代の民草を魔物の手から救い出せたのだから本望じゃ」
「かーっ! いいねぇ、光秀さん。あんたこそ本当の武将。正義の味方だよ! オレ、感動っ!」
「正義の味方だというのなら、君もだ。電王」
感涙に咽ぶ電王に、1号が呼びかけます。
「そうだ。俺たちとともに戦い、正義を守った君も立派な仮面ライダーだ」
拳を握り締める2号。
「仮面ライダーか……それは、正義を守る者に与えられる称号なのじゃな?」
「へへ……っ。仮面ライダーか。悪かぁねえな」
光秀の言葉に、電王もまんざらでもない様子。
「仮面ライダー1号!」
「同じく、仮面ライダー2号!」
「そしてオレ、仮面ライダー電王っ!」
3人の「仮面ライダー」の決めポーズによる揃い踏み!
デンライナーでダブルライダーを元の時代に送り届けると安請け合いするモモを『駄目だよ、ちゃんとオーナーの乗車許可ももらわないと』と良太郎が嗜める中、幕が下りてステージ終了。

いやぁ、いい芝居でした。
先にも書いたとおり、メインの電王を持ち上げながら、ダブルライダーの魅力、映画村という場を上手く活かしたストーリー。
そして、こういう形を使って電王に1号2号のお墨付きで「仮面ライダー」を名乗らせるというのが心憎いじゃないですか。
「仮面ライダー」の値打ちをライダー側が誇示するといささか鼻持ちならなくなるのですけど、良太郎と光秀に語らせるあたりも絶妙です。

やっぱり乗ってる時のきだ作品というのは肌に合います。
京都まで行った甲斐がありましたよ。

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コメント

見たいよぉ!

電王ムーブメントの中で舞台のDVD化というのはあり得るでしょうか?

投稿: Jeni | 2008.02.10 11:25 午前

映画村まで来たなら一声掛けてくれれば。
嫁さんちの実家から歩いて行ける距離ですよ。

投稿: 念力 | 2008.02.10 11:00 午後

Jeniさま
ウルトラ関係のステージショーはソフト化もされているようでけど、どうでしょうね?
東映のお膝元オフィシャルですし、タイトルに作家名を掲げているというのも前例がない事なので期待したいところですが。

念力さま
次に機会がありましたらその際は改めて宜しくお願いします。
何やら「ショッカー京都支部」なるショットバーもあるそうなのでw

投稿: 葛西 伸哉 | 2008.02.11 12:59 午後

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