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2007.01.22

エンジェル・ダスト

今年二本目の観劇は、劇団ファントマ。新宿御苑の駅に降りたら、出口でビラを配ってました。

コンピュータの反乱、仮想空間、ヴァーチャルキャラクター、退廃と統制などSFの古典的な材料を上手く用いて、緊張感とドラマのうねりが心地よい舞台です。
異形の存在感を放つ美津乃あわと、野趣と生命力に満ちた浅野彰一の二枚看板に、今回から入団した藤元英樹の飄々とした演技が加わってぐっと厚みが増しました。
冒頭のナレーションがただの比喩だと思っていたら……だったり、笑いを取るためのネタだと思っていたら実は……とか、ファントマの持ち味がいい形で出た見ごたえのある芝居でしたね。
シリアスなクライマックスが近づいてもまるで独立したコーナーみたいにギャグが入るのは評価が分かれるところでしょうが、今回のように本筋の描写と上手く絡んでるのなら、私としてはOKです。

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2007.01.12

Quick Draw

今年の初観劇に行ってきました。

Toon Bulletsが解散し、新たにユニット制で動き出した浅沼晋太郎の舞台です。
人気西部劇漫画『風のマイラ』最終回執筆のために雪深い山奥の温泉旅館にカンヅメ状態にある、なかなかアイディアが出ずに風呂にばっかり入っている漫画家と、距離感のつかめない暑苦しい編集者。そしてただひとりの従業員である女将--という筋立てで、純和風の旅館と、劇中作である西部劇が交錯するという刺激的なビジュアルがまず印象的でした(舞台装置も温泉旅館&漫画の枠線なのね)。
緊張と弛緩、サスペンスとギャグのメリハリが心地よく、またシアターアプルの広い舞台を活かしたガンアクションも迫力満点。
朴ろ美(ろ=王編に路)は信じられないくらいスレンダーで脚が長く、数々のアニメでおなじみのハスキーな美声もあって強く美しい女ガンマンの存在感十分。私にとってはデカレッドの印象が強い載寧龍二は青臭くも情熱的なビリー・ザ・キッドを好演。隻眼の美少女ふたりを従えた阪田瑞穂のカラミティ・ジェーンはけれん味たっぷり。作中でのポジションが二転三転する武藤晃子は相変わらずの芸達者ぶりを見せてくれました。
漫画家役の猪狩敦子と編集役の押野大地の掛け合いはテンポよく楽しめましたけど、敢えて難を言えば押野の台詞がところどころ聞き取りづらかったかな?

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