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2005.04.01

ローレライ

 映画割引デーという事で、同業者知人と連れ立って『ローレライ』と『鉄人28号』をハシゴしてきました。
 この二本、「第二次大戦の秘密兵器がらみ」「主人公は臆病者呼ばわりされている」「伊武雅刀と妻夫木聡」「最後は東京に核爆弾の危機」と、かなーり妙な符号がありますな。

 まず『ローレライ』。まあ、面白かったです。恐らくは個々の見せたいシークエンスが先に存在していて、それを2時間にまとめるためにはどうしたらいいのかという思考で組んだのではないでしょうか。戦闘シーンの見せ方などはさすがですし、序盤から中盤にかけては物語の本筋とアクションのメリハリがよく効いてます。

 ただ、ちょっと点が辛くなってしまうのは、敵役であり、黒幕でもある朝倉大佐の行動・主張に一貫性がない事。アメリカの属国になり、誇りを失うであろう戦後日本を憂いている人間が、それを防ぐためにやろうとした事が「超兵器を渡す見返りに、アメリカに頼んで東京に原爆を落としてもらう」って、筋が通ってません。映画全体をテンポよく、わかりやすくまとめるために、全ての状況の演出者である彼に皺寄せをかけたんでしょうね(もちろん、こういうやり方の方が物語全体が満遍なくダレるより有効なのは理解できるのですが)
 もうひとつ残念なのは、クライマックスでタイムリミットが提示されてから浪花節な演出でテンポが落ちたこと。特に野球小僧がまるっきり無駄死になのは……。まあ、これは良し悪しというよりは好みの問題でしょうね。こういうのを見ると、なんだかんだ言って『さらば宇宙戦艦ヤマト』ってよく出来てたよなぁ、と思ったりもします。
 難点を挙げましたが、トータルで十二分に楽しめる映画なのは確かですね。

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