« 2005年3月 | トップページ | 2005年5月 »

2005.04.24

ライトノベルフェスティバル

 一参加者としてふらりと覗きに行ってきました。前夜までMFの原稿に取り組んでいたので寝坊してしまい、開場に着いたのは開始から一時間くらいしてから。しかも別口のゲーム会もあったので終了一時間くらい前に退出してしまったんですけどね。
 初参加してみての率直な感想としては「直接イベントに参加するからこそ」の企画が弱いような気がしました。作家の対談にしろ講座形式の企画にしろ、イベントで揮発させずに紙媒体やウェブに残した方が有益でしょうし。
 それと「世界オチモノ講座」がパネラーのお二方が事前に打ちあわせしていなかったのか、主題である「オチモノ」という言葉の定義すらなされず、しかし異なる「オチモノ観」が真っ向から激突したわけでもなく、非常に残念な企画でしたね。物事を分析したり解釈したり説明したりするのが大好きな私としては、収束も発展もしない講座が非常に歯がゆく、イライラさせられました。多分、あの時の私は仮面ライダー王蛇の三倍くらいイライラしていたでしょう。

 苦言ばかりが多くなってしまいましたが、熱心な読者がこういうイベントを開催し、多くの方が参加している事は喜ばしいですし、今後の発展と充実も期待します。
 ただし、同時にイベントやウェブで目立った活動をしている以外の、大多数の読者こそが我々を支えている事も同時に深く胸に刻まなければならないのですが。イベントの参加費を払うより本代に使う方を優先する方、参加したくてもできない地方在住の方、そしてただ単に読み、楽しんでいるだけの人たちを。

 さて、MFの原稿も取り合えず形になったのでもう一度見直して朝一で担当さんにメール。すぐにファミ通の原稿に取り掛からなければ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.04.18

サバじゃねえ! 3

 さて、映画を見終わった後、そのまま4人で近くの居酒屋に流れまして。
 感想やらお互いの近況を語り、サバの塩焼きやらピザ風餃子やらを食べ、最後のシメに全員が「茶ソバ」を頼みました。
 ところが、4つ注文したのにひとつしか来ない。ひょっとしてと思って確認するとオーダーがひとつしか受け付けられてませんでした。さっそく追加をみっつ頼みまして「はい、今からゆでます」というような返答が。
 それなのにこれがまた中々来ない。再度せっついたところ、テーブルに運ばれてきたのは、サバが三皿。
 全員、一瞬脳が点になりました。
 どうやら「ソバ」と「サバ」を間違えたらしいと気づいたのですが、それじゃさっきの「ゆでます」って言うのはいったい何だったのでしょうか?
 結局、改めてソバがみっつテーブルに届いて無事にシメとなりましたが……その場の全員が『シャンゼリオン』の「サバじゃねえ!」「サバじゃねえ! 2」を知ってたので笑い話ですみましたけどねぇ。ちょっとこりゃないでしょう?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コンスタンティン

 もう一本はこちら。
 うーん、うーん。こっちは正直退屈でしたかね? キリスト教の知識や世界観を無条件の前提としている一方、作品独自の設定(ハーフブリードなど)も混在していて、どうにも舌足らずな印象。しかも、映像的にもドラマ的にもまるっきり「サムシング・ニュー」が感じられず、ただ単に今時の映像技術を使ってスケールが小さく地味な、しかしリアリティや渋みもない退魔師モノをそのまんま映像化したという感じでした。
「主人公がとにかく善からも悪からも特別な存在として注目されていて、そのお陰で物語が展開する」というのは、ひょっとしたら今時のエンターティンメントとしては正しいのかも知れませんが、少なくとも私の好みじゃなかったですね。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃

 MF文庫の原稿、まだ終わらないものの今週中にカタがつきそうな目処が立ったので、同業者友人の誘いに乗って映画のハシゴ。
 一本目は『クレヨンしんちゃん』。
 うーん、悪くはないんですけど、ちょっと物足りなかったですかね。複雑で抽象的な設定がうまく機能してない点とか、中盤が単調なところとか、『クレしん』映画としては笑いどころが少なかったとか、そういう欠点がちょっと目に付きました。
 序盤の生活臭溢れる描写とか、デザイン演出とも円谷系正統派からちょっとピープロ魂を感じる妙なものまで揃ってる怪獣オンパレードや、モスラというよりはカネゴン繭、しかも成田亨のデザイン画を想起させるイメージなんかは楽しかったですし、ぶりぶりざえもんやカンタム、怪獣尻丸出しなどの使い方なんかは良かったので、ちょっとこちらが高望みしすぎなのかも知れませんが。
 それと、ビジュアル的に悪乗り気味で面白かったのは、みさえが披露する数々の変身ですね。緑のツーテールとピンクのワンピースの魔法少女って、ひょっとして脚本と絵コンテで参加してるきむらひでふみの自己パロディ?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.04.17

だめあね

『マジレンジャー』と『スクールランブル』(って、こっちはもうアニメ終わりましたが)を見ているうちに思いついたネタ。
 今、時代は「だめあね萌え」なのではないでしょうかね? お姉さんキャラが優しく包容力があるのはもう古い。基本的に家事をしない。たまにやっても下手。こまごました事は全部妹任せ。本人が恋愛体質なのは言うに及ばず、他人の色恋沙汰に首をつっこむのが大好きで、特に妹や弟の恋に余計なちょっかいを出してトラブルを引き起こす!
 これが、これが「だめあね」だっ!
(今日の『マジレンジャー』でいうと、蒔人アニキの恋に真っ先に勘付く一方、修羅場に四人で乱入した時、弟コンビが麗を抑えているのにひとりだけ何にもしないでオロオロしてるのがポイントですな)

 事例が2、3個だけとはいえ天満と芳香という非常にいいキャラがいますし。しかも、「だめあね」にはもれなく有能な(少なくともちょっとはマシな)妹というオマケがついてきます。
(「だめあね」には弟とマンツーマンの関係ではなく、姉-妹か姉-妹-弟という配置が望ましいとか、なぜ「だめはは」や「だめ女教師」ではなく「だめあね」なのかとか、どうして恋愛話が好きなのかとか、実はいろいろ背景理論が考えられるのですけど、それはまあこれから作品に活かす事を目指しましょう。一応フィクション屋なんだし)

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2005.04.07

暑い……

 週明けから風邪気味、というよりはっきりと風邪で二日ほど寝込んでたのですが、今日はAM学院とファミ通文庫で打ちあわせがあるので暑い中出かけてきました。
 風邪が治りきってないのにこの陽気というのはかなり辛かったですね。ちょっと歩いただけでダラダラ汗をかいてしまいましたから、病気がぶり返さないように今夜は用心しなければ。

 AM学院の方は他の講師の方々と顔合わせと、基本方針の確認。私としては去年教えた基本のロジック・メソッドに沿ってのより実践的な練習を、という事になりそうです。

 ファミ通文庫は新社屋で2時間半ほど。前に出した原稿のクオリティが不十分という事で差し戻しになってしまいました。これで先日まで内々で話していた発売予定がキャンセルになってしまったわけですが、まあ、これも自分の力不足なので仕方ありません。
 とりあえずは、現在着手しているMF文庫の原稿を先に片付け、その後でファミ通用の改稿を進めるというスケジュールで動く事になりました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.04.01

鉄人28号

 さて『鉄人』の方。
 こちらは残念ながら、退屈な映画でした。いろいろ問題はありますが、最大の問題はリアリティの目線が統一されていないというか、映画全体の意図がぼけている事でしょう。
 正太郎と母の演技はいいし、このふたりの日常の描写は悪くないのです。むしろ褒めたい。ところがそれ以外のキャラクターは悪い意味でマンガ的というか、カリカチュアしすぎた薄っぺらい存在。だけど、肝心の主人公・正太郎の性格だけはマンガ的な誇張がなされていないので、巨大ロボットが戦うという爽快感も乏しいという……。
 まあ、爽快感の乏しさはCGの質の低さや動きは鈍いけれど重量感はない殺陣とか、何故かBGMでの盛り上げを拒否しているという不思議な方針のせいでもありますが。鉄人対ブラックオックスの戦いは極めてゲーム的な映像でありながら、群集の負傷や流血だけリアルというのもバランスを欠いています。
 アクションの危機感や盛り上げを殺陣の中に盛りこむ事ができないせいか、鉄人が殴られると感情移入した正太郎が痛みを感じて悶え苦しむという描写が盛りこまれているのですけど、これが明らかに無理ありすぎ。なまじ役者が熱演してるから痛々しくて見てられませんでしたよ、正直。
 あと、ドラマ的には正太郎と父の物語でありながら、根本的な理由が単なる正太郎の勘違いである上に、彼が自発的に鉄人を使おうと思いたった時点では鉄人はたくさんの人間の手で作りかえられ、色も変わっているしコントローラーも完全に別物になってしまい、小道具としては「父と息子の絆」という役割を喪失しているのも大きなマイナス。
 綾部老人やMIT娘などが、よってたかって根拠もないのに正太郎に向かって「君ならできる。オトコノコなら勇気を出せ、戦え、冒険しろ」と押し付けるというのも個人的には不愉快でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ローレライ

 映画割引デーという事で、同業者知人と連れ立って『ローレライ』と『鉄人28号』をハシゴしてきました。
 この二本、「第二次大戦の秘密兵器がらみ」「主人公は臆病者呼ばわりされている」「伊武雅刀と妻夫木聡」「最後は東京に核爆弾の危機」と、かなーり妙な符号がありますな。

 まず『ローレライ』。まあ、面白かったです。恐らくは個々の見せたいシークエンスが先に存在していて、それを2時間にまとめるためにはどうしたらいいのかという思考で組んだのではないでしょうか。戦闘シーンの見せ方などはさすがですし、序盤から中盤にかけては物語の本筋とアクションのメリハリがよく効いてます。

 ただ、ちょっと点が辛くなってしまうのは、敵役であり、黒幕でもある朝倉大佐の行動・主張に一貫性がない事。アメリカの属国になり、誇りを失うであろう戦後日本を憂いている人間が、それを防ぐためにやろうとした事が「超兵器を渡す見返りに、アメリカに頼んで東京に原爆を落としてもらう」って、筋が通ってません。映画全体をテンポよく、わかりやすくまとめるために、全ての状況の演出者である彼に皺寄せをかけたんでしょうね(もちろん、こういうやり方の方が物語全体が満遍なくダレるより有効なのは理解できるのですが)
 もうひとつ残念なのは、クライマックスでタイムリミットが提示されてから浪花節な演出でテンポが落ちたこと。特に野球小僧がまるっきり無駄死になのは……。まあ、これは良し悪しというよりは好みの問題でしょうね。こういうのを見ると、なんだかんだ言って『さらば宇宙戦艦ヤマト』ってよく出来てたよなぁ、と思ったりもします。
 難点を挙げましたが、トータルで十二分に楽しめる映画なのは確かですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年3月 | トップページ | 2005年5月 »