悪魔の発明
9日の観劇に続き、新年一発目の映画ハシゴとして、友人と一緒に渋谷へ。ちょっと風邪気味だし、金曜には講義が控えてるし、年内に片付けるつもりだった原稿もまだ上がってないで、本当はこんな事をしてる場合ではないのですけど……。
まずはカレル・ゼマンの『悪魔の発明』。ジュール・ベルヌ原作、58年製作の古典的名作。テンポだとかはさすがに古いのですが、切り紙やエッチングの質感と実写の俳優を合成した独特の画面は現在の目で見ても魅力的です。技術の発達で「何でもリアルにできる」事に溺れている一部の映画の作り手は、これを観て学ぶべき事は多いでしょう。
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