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2004.12.17

W・ウィングス

 今年最後の観劇(予定)はショーGEKI大魔王の本作品。
 一昨年に観た『ドラゴン』が素晴らしかったので同業者某氏を誘ったのですが、悪くはないものの満足とまではいかない出来で、少々残念でした(舞台演劇は映画よりも料金も高いし、観られる場所も時間も限られるので、人を誘うのは多少決心が要るのですよ)。

 60人ものキャストが舞台狭しと入り乱れる迫力、特に群舞は目を引きます。音響や照明も秀逸。何よりも、本体と左右各翼の三人のキャストで一羽の鳥を表現するというアイディアも秀逸です。翼の動きは印象的でした。
 ただ、物語の面では「カラスとハトのロミオとジュリエット」「ワタリガラスと伝書鳩のドラマ」「一行のラブレター」の三つのファクターが充分に絡み合ってなくて、散漫な印象や水増し感が残ってしまったのです。キャラクターは魅力的なのに、いささかもったいなかったですね。
 恐らく、単純に見た目どおり言葉どおりの意味ではなく、全体が何らかのメタファーなのでしょう。「生まれた時から片翼」と言われていたカラスが実はそうではない事、「自由」と「選択」を口にする渡りツバメの「翼」だけがひとりで演じている事、それからもちろん当然連想される「比翼の鳥」などと、冒頭の携帯メールが関わっているのでしょうけど、ちょっとピンと来ませんでした(ひょっとして私の理解力に問題があるのでしょうか?)

 観劇の後は、年末かつ週末の金曜の人ごみに流されつつ、何とか腰を落ち着けて雑談など。『ハウル』の原作を読んで映画未見の相手と、逆に映画だけで原作未読の私の間で感想や情報のやり取り。
 やっぱりあの映画、宮崎監督がイージーに手癖だけで作った失敗作じゃないかという確信が深まってしまいました。

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