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2004.12.22

ULTRAMAN

 今年最後の映画ハシゴで池袋へ。
 すごい真面目に作っているのは理解できるのですが、何というか部品は揃っているのに一個一個の精度が低く、組み立てが雑なのでがたついている機械、といった印象の映画でした。
「ウルトラ作戦第一号」を現代なりに、リアリティを持たせてリニューアルしようという意図はわかります。主人公の性格設定などにも変に奇を衒わずに、頼もしい父親として描いたのも好印象。空中戦にも爽快感があります。
 しかし、主人公がウルトラマンになる事について葛藤が欠落していたり、肝心のウルトラマンとしての行動がまったく息子の目に触れていないとか、あちこちに物語としての収まりが悪いところが目に付くのですよ。陸自の対バイオテロ組織が主人公を苦しめるためだけに明らかに不合理で確実性の乏しい行動を取ってるとか(これは現在放送中の『ネクサス』にも通じる点。組織の厳格さ、非人間性ではなく、組織に属する人間の個人的な怨恨ばっかりが行動原理になっちゃってるのですよね)。
 あと、ウルトラマンになるか怪獣になるかが完全に「ぶつかった光の玉が善か悪か」というくじ引き方式で決まっちゃうのもちょっと。そういう「運命の悲劇」として描くとしても、それならそれでもっと違ったアプローチがあったはず。

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