2009.07.06

日本SF大会

土日にかけて那須のイベントに行って参りました。
一応ゲストとしては2つの企画に参加したのですが、何とかどちらも大空振りはせずに済んだかな?

会場ではいろんな方とご挨拶しました。これまであまり自覚してなかったのですけど、気がつくと結構顔が広くなっていたみたいです。
考えてみると、専業になってからもうちょうど10年ですものね。

とりあえず今年諸般の事情で宿題になってしまった「悪の組織」の話、できれば来年なんとか片付けたいかな?

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009.06.21

中里融司先生

先の日記でもお名前を出さずに触れましたが、中里融司先生が逝去されました。

スケールの大きな奇想を愛し、痛快な活劇を愛し、強いヒロインを愛し、ロボット少女を愛する方でした。
いつお会いしても「今、書いているもの」と「これから書きたいもの」の事を楽しそうに語り、エネルギッシュに執筆を続ける「自らが面白がる事で、読者を喜ばせる」という娯楽作家の鑑とも言える人です。
また、朗らかで面倒見のいいお人柄で、出版社のパーティなどでもよく新人をフォローし、他の人に引き合わせていた姿が印象に残っています。

私が現在小説家でいられるのも、中里先生のお陰です。
デビューはしたものの二冊目の目処が立たずに難儀していた私をサークル文庫、電撃文庫、ファミ通文庫などに引き合わせてくれたのが中里先生なのです。
その恩に報いる方法があるとしたら、プロとして読者へ面白い作品を届け続ける事だけでしょう。
もう新作を書く事のない中里先生に代わって--ではありません。
あの人がそうしていたように、です。
中里融司は他の誰にも代替できないひとりの作家なのですから。

早すぎる死です。
いつも話していた『狂科学ハンターREI』の続編を、『プロットディレクター』のコンセプトの再チャレンジを、リプログとジュディの次の冒険を、片時も休む事なく頭の中で渦巻いている新たな物語を、できる事なら読みたかった。
『必殺仕事人2009』や『シンケンジャー』の感想を、もっと語り合いたかった!

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009.06.19

世は巡る

大切な友人の訃報が届く。
その翌日に、別の友人が父親になったという知らせを受ける。

世は巡る。

既にこの世にいて、まだこの世に留まっている自分は、自分にできる事をこつこつと積み上げていくしかないのだろうな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.06.11

ココロコロガシ

で、仕事が追い込み中なのですけど、昨日は川崎まで芝居を観に行ってきましたよ。
カプセル兵団の『ココロコロガシ』

結論から言うと、実に楽しめました。

「精神世界で、観念や意志が実体化する戦い」という設定であるため、カプセル得意のパワーマイムが「その技法で表現している」事に留まらず、「作中で起きている現実」になっています。
また、この劇団はアニメや漫画からの引用を小ネタ、パロディとして多用して、作品内容によってはそれが全体のムードを壊したり、過剰なおふざけになってしまうという事もあるのですけれど、今回は「フィクションの力」自体がひとつのテーマになっているため、その引用が作中できちんとした意味を持っています。
このあたりは、雨宮慶太という外部の人間がカプセルのために考えたストーリーだからこそ、かも知れません。
(ちなみに『人造人間ハカイダー』のミカエル戦車ネタもあったり)

登場人物は多いけれど、それぞれポイントがはっきりしている上に、メインの主人公がきちんと立っているのでとっちらかった印象はありません。もうちょっと掘り下げて欲しいキャラもひとりふたりありましたが、それはもう贅沢の領域でしょう。これに関しては、吉久が脇に回ったのもプラスに作用しているかな?
日替わりゲストは桜塚やっくん(というより、私にとっては声優・斎藤恭央の印象が強いのですけど)で、彼の出番は客席いじりや共演者いじりなど演芸的なにぎやかさがあって、これも舞台全体の流れをギリギリ阻害しない楽しさになっていました。

こうなると他のゲストの回も見たいけれど、遠い、忙しい、もうほぼ満席という三重苦なんですよねぇ……。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

SF大会

今年も縁あって日本SF大会にゲストとして参加させていただく事になりました。
まあ、実のところ「SF大会で扱っている題材の一部に興味・関心がある」だけで、決してSFファンでもない人間なのですけどね。

ただ、参加を決めた後で某社の新人賞授賞式とスケジュールがバッティングしている事が判明。
無理をすればギリギリ何とかできない事もないのですが、ちょっとタイトすぎるため、結局先約を優先して新人賞授賞式の方は欠席する事にしました。
代わりに……と言っては何ですが、近々顔つなぎも兼ねて担当さんと打ち合わせを予定。

ずっと引きずってきた原稿2本もそろそろ形になって刊行スケジュールが決まりそうな気配です。今年前半はちょっと仕事が滞っていたので、気合いを入れて頑張らねば。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.05.25

雲南ジャッカル

友人と一緒に、ひげ太夫の『雲南ジャッカル』を観てきました。

何度か書いていますが、正直ココは毎回「お話」はほぼ一緒なんですよ。だけど、表現が素晴らしい。「今、目の前でこんなすごい事が起きている」というライブの快感と力強さに満ちあふれています。
今回は舞台が小さいのですけど、縦にも横にもめいっぱい使いきっての素晴らしいパフォーマンスが堪能できましたよ。

あ、余談ですが、土曜の昼公演のせいか最前列に制服姿の女子高生と思しき一団。しっかり前説でイジられていました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.05.16

いろいろと

どうも自覚症状の少ないスランプだった模様。
「まるっきり書けない」「何も思いつかない」というのではなく、基本的な作業スピードがずるずると低下している状態が続いていた。考えてみると、今年は短編の仕事が立て続けにふたつ形になったけれど、自分自身の本はまだはっきりした予定が立っていない。これではマズい。
気がつくと仕事は進んでいないは、ここの更新も止まっているは、ついでにレンストの新デッキもほとんど思いつかないは(それは後回しにしなさい)。

というわけで、昨日は何とか延び延びになっていた某A社の原稿を仕上げて、某B社の原稿もとりあえず出来ているところまで提出して担当さんの判断を仰ぐ事に。

半ば無理矢理仕事にひと段落をつけて、今日はいろいろとリフレッシュというか、エネルギー充填に努める。
まずは昼。同業者某氏とランチをご一緒して、お互いの仕事の話など。愉快な話もあり、厄介な話もあり。ま、過ごした時間は楽しく従事したものでした。エネルギー大回復。

夜は池袋でトツゲキ倶楽部の『いつも心に怪獣を』を観劇。
現代日本、名古屋に怪獣が現れて、それを東京のお茶の間で見ている家庭……というのが基本シチューション。
残念ながら、ちょっとイマイチな出来か。登場人物が多い反面、男は全員タイプが近いダメ人間で、女性は女性で似たキャラが多い。全体的にストーリーが散漫という印象。一種の叙述トリックもストーリー上あまり有効な意味がなく、歯切れが悪くなってるだけっぽい。
「怪獣」という大ギミックに関しても「平凡な日常に怪獣という異物が現れた」のか「怪獣という存在が普通に存在しちゃってる日常」なのかのスタンスが曖昧。このネタでは映画『大怪獣東京に現る』という傑作があるので、どうしても比較して評価は辛くなってしまう。

実はこの日、私もお世話になっている某C社の新人賞授賞式があったのだけれど、どうも事務上のミスで呼ばれなかったらしいw
まあ、土壇場で知ったのでもう上記の芝居チケット取ってた都合もあったしな。
で、知り合いが何人か参加しているので三次会の途中から合流させてもらい、朝までいろいろと話をする。個人的に「腹ヘリコプター」の件がツボに入った。

帰宅したら、B社の担当さんからメール。原稿について、基本路線のOKをもらう。
さて、不調からの脱出が空手形にならないよう、仕事を頑張らねば。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.03.18

ふぁんろーど、再休刊

最終号という事で、ちょっとセンチメンタルな気分で記念に購入しました。
個人的な感想としては、自分が愛読し、投稿していた25年前とあまり変わらないなという印象です。
もちろん、時代に伴う変化はありますよ。でも、一番芯になる「ジャンルや媒体に拘らず、広い意味のオタク趣味にひっかかりそうなものを網羅的に取り扱う」のと「嫌いなモノや駄目なモノをけなしたりくさしたりするのではなく『好きなモノを広めあう』という方針」は変わっていないのです。

気分としては、ずっと昔に卒業した小学校を訪ねた時に似ているのかも知れません。
設備は新しくなっています。昔のままじゃありません。だけど校舎は昔と同じなのです。
違和感も郷愁も、両方感じて当然。その上で、この場所は既に自分のホームグラウンドではなく、あの頃の自分にどこか似ている奴らのもの。
そして、間違いなく「精神的な故郷」なのです。

今回の休刊に関して感じるのは「ネット時代で、紙メディアが云々」というのよりも、もっと根深い問題を感じます。
メディアの多様化といえば聞こえはいいですが、その一方で細かいジャンル分けが進み「自分が好きなもの」「関心があるもの」だけをつまみ食いするだけで満足、あるいは追いかけるだけで精一杯というのが現状です。
そんな中で「広いターゲットに向けたメディア」が『効率の悪さ』故に危機に立っているのではないかという気がするのです。
例えば地上波テレビ放送、例えば総合雑誌、そして「ファンロード」。

もちろん、棲み分けで無駄な摩擦を避けるというのは懸命な知恵です。
しかしその一方で「自分の知らない世界」「自分とは違う価値観の持ち主」「自分が好きな何かに似た『お隣さん』」を知る機会が乏しいまま、狭いところをほじほじと掘り下げるのは、ちょっとどうかな、なんて思ってしまうのです。
ちょうど高校や大学とは違い、小学校が「地域と年齢が同じだけでいろんな奴が集まって来る場」であるのと同様に、私にとって「ファンロード」はいろんなモノを知る場でした。
同時に自分を受け入れてくれるだけではなく、試される場でもあったのです。
何かを「発表したい」という願望だけではなく、「つまらないモノが没になる場で、面白さを評価される」という願望をぶつける場でした。
今現在、フィクション屋として生きている自分の骨組みは、間違いなくあそこで作られました。

個人的な感傷とは別に『ファンロード』がなくなるような時代に、ちょっぴり不安と違和感を覚えてしまいます。
それが時代の趨勢だとはわかっていても。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

お弔い

下北沢で観劇してきました。ラックシステムの『お弔い』

わかぎゑふの名前は中島らものエッセイで何度も目にしているものの、実際に舞台を観るのは初めてです。まあ、そもそもの目当ては、小動物系コメディエンヌ・武藤晃子とオトコマエ女優・美津乃あわの共演だったんですが、予想以上に楽しめました。

舞台は昭和30年頃、まだ戦争の記憶も生々しい大阪。とある会社で働いている身よりのないおばはんが交通事故で亡くなります。ところが、何にもないと思われていた彼女の部屋からとんでもないモノが発見されてからどんどん事態は転がっていき……というシチュエーションのコメディ。
(着想のヒントのひとつは、ヘンリー・ダーガーだそうで)

軽快なかけあいどつきあいと、しんみりした語りのコントラストが心地よく、登場人物はごちゃっと多いものの、目当てのふたり以外の役者陣の好演もあって混乱はなく、むしろ作品のテーマそのものを巧みに裏打ちしています。

ラストの落ちというか、謎解き部分がやや強引だったのは残念でしたが、それ以外は大満足ですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.02.19

長谷川裕一先生サイン本プレゼント

好評発売中の『マップス・シェアードワールド2 -天翔る船-』。
原作者である長谷川先生のサイン本プレゼント企画が実施中です!

詳しくはこちらへ。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1080948259&owner_id=3967612
(mixiにアクセスできない方、ごめんなさい)

第一巻『翼あるもの』の執筆メンバーであり、二巻でも編集協力としてクレジットされている重馬敬さんの2月14日付けの日記です。

ご自分のサイト、ブログなどに『天翔る船』の感想をアップして、そのアドレスを重馬さんの日記のコメントにはるだけ!
当選者5名にはリクエストしたキャラのイラスト入りサイン本が当たりますよ~。
(ちなみに、アーマードダイオンをリクエストすると長谷川先生が困ると思いますw)

※追記(2月21日)
mixiだけじゃなく、重馬さんのブログでも参加可能です(というより、そっちがメイン)

http://d.hatena.ne.jp/SHIGEMA/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«グッドラック・ユア・メモリーズ